INTERVIEW社員インタビュー

広い視野で緻密な図面を書き上げる

生産部システム課設計グループ

T. F.

CHAPTER 1

お客様との距離を大切に

お客様先の製造設備と最終製品の図面をいただくところから、金型設計の仕事は始まります。金型のサイズは製造設備にしっかり収まるか?製品を排出する工程で生産効率が落ちることはないか?など、設計する時にいつも考えるのは実際にこの金型を使う現場の人たちのこと。製造工程から現場の環境にいたるまで、お客様へのヒアリングは欠かせません。

CHAPTER 2

鉄は生き物

図面をもとに製造課が金型を製作し出来上がると、実際に母材となる鉄を打って確認をします。データ上では問題がなくても、機械の熱で鉄は変形しますから、図面通りの形に仕上がらなかったり、金型に負荷がかかり壊れてしまうことも。ここからは実際に製品を見ながら数mm~数μm単位で調整を繰り返し、完成を目指します。この仕事をはじめてから、1.0mmが大きいと感じるようになりましたね。

CHAPTER 3

金型製作の総監督

もともと工業系で学んでいましたが、設計に携わるようになったのは入社してから。先輩に教えてもらいながら、時には自分の作った図面からどうやって金型が製造されるのかを学ぶため、組み立ての手伝いをさせてもらったこともあります。設計の仕事は書いたら終わりではありません。製造課から図面について問い合わせも来ますし、今までに担当した金型は、納品後も頭の片隅に置いておくようにしています。

CHAPTER 4

プロフェッショナルを目指して

金型は、お客様の作りたい製品に合わせて作るオーダーメイドの一点モノ。なので、毎回自分なりの“正解”を探り出すのがこの仕事の醍醐味だと思います。設計を始めて7年目。最近は過去に例がない難しい仕事も任せてもらえるようになりました。今は自動車関係の設計を中心に担当していますが、他の分野にもどんどん挑戦していきたいですね。