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2026.01.06

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【課題解決】パンチ摩耗を可視化し、原因特定と対策につなげる

パンチの摩耗が原因かもしれないが、目視では確認できない。
そんな微細な問題に悩まされていませんか?

プレス加工におけるパンチ摩耗は
バリの発生や品質低下、寿命短縮につながる重要な要因です。
しかし実際には、摩耗の初期段階は肉眼では判断できず
不具合が出てから初めて気づくケースも少なくありません。

本記事では、パンチ摩耗を可視化することで原因把握と対策検討を行う考え方について解説します。


目視では確認できないパンチ摩耗が問題になる理由

パンチ摩耗は、以下のような形で現場に影響します。

  • 切断面の品質が徐々に悪化する
  • バリが発生し始めるが、原因が特定できない
  • パンチ寿命の判断が経験則に依存してしまう

特に微細な摩耗は
目視では「問題なし」と判断されがちなため、対策が後手に回る原因になります。

パンチ摩耗を可視化することで見えてくること

高解像度マイクロスコープを用いた観察により、
パンチ上面や側面の微細な摩耗状態を確認することが可能になります。

可視化することで、以下のような判断がしやすくなります。

パンチ摩耗の微細な状態をマイクロスコープで可視化した観察例
  • 摩耗が進行し始めたタイミング
  • 加工条件と摩耗状態の関係
  • 刃先形状変更や条件見直しの必要性

「感覚」ではなく「状態を見て判断する」ための材料が得られます。

金型分解点検時の摩耗状態確認

金型を分解したタイミングでパンチを取り外し、
摩耗状態を詳細に観察することで、
通常の点検では見逃されがちな摩耗状況を把握できます。

トライサンプル製品の断面観察による判断

製品断面を観察することでせん断面の状態から最適な切れ刃形状の変更に役立つデータが得られます。
これにより、最適な切れ刃形状への見直しや形状変更を検討する際の判断材料となります。


参考事例:微細摩耗が原因でバリが発生したケース

電極箔(t6µm)を打ち抜く金型において、
トライ&エラーを繰り返す中で、約50万ショット付近からバリが発生しました。

金型からパンチを取り外して観察したところ、
目視では確認できない微細な摩耗が発生していることが判明しました。

この観察結果は
パンチ形状の見直しや条件調整を行う際の重要な判断材料となりました。

パンチ摩耗の判断・対策は加工条件ごとの検討が重要

パンチ摩耗に関する判断は、
実際の加工条件を踏まえて検討することが重要です。
自社条件でどのような点を確認すべきか整理したい場合、加工条件をもとにした技術相談も可能です。

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