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2026.04.28
バッテリー
薄板打ち抜き加工のかじり傷とは?原因と対策|ボタン電池外装缶の事例
薄板材の打ち抜き加工では、クリアランスを狭く設定した際にかじり傷が発生することがあります。
t0.1mm前後の薄板材や、ボタン電池外装缶のように外観品質が求められる部品では
わずかなかじりや傷が品質トラブルにつながる場合があります。
「狭いクリアランスで抜きたいが、かじりが出る」
「現状は抜けているが、量産時の再現性に不安がある」
「材料や板厚に対して、どの条件で成立するか確認したい」
このような場合、単に金型を製作するだけでなく
材料・板厚・形状・クリアランス・量産条件を踏まえて
プレス加工が安定して成立するかを確認することが重要です。
▶精密プレス加工の成立性とは?量産時の品質が安定しない原因と3つの判断基準はこちら

【ボタン電池用 正極ケース 順送金型】
カメラや電卓、携帯ゲーム機などでおなじみのボタン電池のケース成形用金型技術のご紹介です。
量産用金型のため3列採り200spmで1分間に600個製品が採れます。
キズや打痕不可のため、カットオフ時ワークとキッカーピンとの
当たり傷が付かない構造としています。
このように、薄板かつ外観品質が求められる加工では、
単純に抜けるかどうかだけでなく
クリアランスを詰めすぎるとかじりが発生する
広げすぎるとバリが増える
ワークと部品の当たり方によって傷が付く
といったように、条件によって結果が大きく変わります。
そのため、
「今回の条件では問題ないが、自分の条件でも同じように成立するのか?」
という視点で確認することが重要になります。
【仕様】
被加工材質:SUS430UC
採り数:3個
生産速度:200spm
工程数:順送18工程(アイドリング含む)
ダイハイト:280mm
製品排出:抜き落とし+コンベア排出

今回のような薄板精密加工では
「加工できるかどうか」だけでなく、量産時の安定性まで含めた判断が重要になります。
現在の条件で問題なく加工できている場合でも
「本当にこの条件で最適なのか?」という視点で確認することで
将来的なトラブルを未然に防ぐことができます。
(図面・仕様が未確定でもOKです)

