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2022.02.16

自動車

 

カーエアコン用コンプレッサバルブ 打抜きプレス金型

 

 

【カ―エアコン用コンプレッサバルブ 打抜きプレス金型】

カーエアコンのコンプレッサー内部で使われる部品です。
冷媒の気化・液化を調節する弁の役割のため、非常に硬いバネ鋼で
出来ている製品です。
写真の物はディスチャージリードバルブとサクションバルブです。

 

【仕様】
・被加工材:サンドビック20C
・引張強度:2060Mpa(HRC55(換算))
・製品サイズ:約φ105
・厚み:0.38t
・プレス:AIDA 400㌧

 

【特徴】
・カーコンプレッサー内部で使われる部品で、弁の役割の為、非常に硬い
 バネ鋼で出来ている製品です。(HV580)
・被加工材の硬度は、金型材とほぼ類似の為、金型の剛性が要求されます。
・細かい欠けが発生しない様に、切れ刃には、微少のRを付けて安定量産に
 対応しています。
・φ3の基準穴は剪断面長さの要求が有り、クリアランスは10μm以下で
 管理しております。
・φ3の穴間ピッチは、プレス後にずれて居る場合、位置調整します。
・製品が弁なので、製品の割れ防止として、金型部品はマッチング(つなぎ目)が
 取れず、一体形状で打ち抜く金型となります。

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