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2022.05.17
その他
バッテリー
バッテリー関連部材 打抜き用トムソン型(ビク型)
【バッテリー関連部材 打抜き用トムソン型(ビク型)】
トムソン型とはベースであるベニヤ板や樹脂板にレーザーで抜きたい形状に
溝加工を施し、その溝と同じ形状に曲げたカッター刃を埋め込んだ型です。
最近では、レーザー加工機や自動刃曲げ機をCADにより制御することが可能になり、
これまでよりも高精度のトムソン型の製作が可能になりました。
ビク型(ビク刃)と呼ばれることもありますが同じ物を指します。
弊社では、試作で安価に早く形を見たいと言うお客様のご要望に応じ、
トムソン型のご提案もしております。
工程を分け、どうしても精度の必要な部分は金型、
それほど精度の必要の無い部分はトムソン型のハイブリットのご提案も可能です。
写真はバッテリー用ラミネートカップで金型でカップ成型した後の、
外径抜きとパイロット穴抜きをトムソン型で行っています。
スポンジの内枠にカップをはめ込み、カップ形状と外径の位置を出す形ですので
精度的にはそれなりですが、コストと納期を重視されるお客様にはもってこいの工法です。
【特徴】
・とにかく安価で早い
(大きさや形状にもよりますが、数万円レベルで納期は1~2週間程度です)
・カッターナイフで切れる物なら大抵の物は抜く事ができます。
目安として金属であれば0.2mm以下、紙であれば1mm以下
・刃のサイズ:最大A3程度
・寸法精度:±0.15程度
・ベース材質:ベニヤ、アクリル、スチール等
・ベース板厚:12,15,16,18,20mmの5種類から選べます。
・刃の内側への材料のはまり込み防止でスポンジ等が付きます。
・打ち抜きには樹脂製の「受け板」が必要です。
※その他、ご希望がございましたらお気軽にご相談下さい。
また、ピナクル刃のご相談も承ります。
この他にも製品情報や技術情報を詳しくご説明していますので、
ぜひご覧ください。