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2026.03.02
自動車
せん断面が出ない原因は?改善方法と事例|板厚6mmで85%達成
このような条件でお困りではありませんか?
●板厚が厚く、せん断面が確保できない
●一般プレスでは難しいと言われた
●後工程で切削が必要になっている
●ファインブランキング以外の方法を探している
上記のようなケースでも、設計条件や金型構成の見直しにより改善できる可能性があります。
「一般プレスでは無理」と言われた条件でも、 実は成立するケースがあります。
特に「この条件でどこまでせん断面が出るのか」は設計段階で判断できるケースも多く
後工程の削減やコスト改善につながることがあります。
本記事では、板厚6mmのブランキング製品において、一般プレスでせん断面率85%を実現した事例をご紹介します。
監修:昭和精工株式会社
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せん断面は何で決まるのか
せん断面は、単にプレス機の能力だけで決まるものではありません。板厚や金型構成などの条件によって、せん断面率は大きく変化します。特に板厚6mmクラスでは、一般プレスでは難しいと言われることもありますが、条件設定次第で結果が大きく変わる領域です。
せん断面が出ない主な原因
●クリアランスが適正でない
●材料特性の影響
●切れ刃の摩耗 など
これらの条件が複合的に影響し、せん断面率が低下します。
せん断面改善のために見直した設計条件
新工法および金型構成
・一般プレスを使用した新工法の採用
・高剛性金型の設計
・せん断面率を意識したクリアランスと金型条件の最適化
一般プレスの範囲内で成立する条件を整理し、ファインブランキングに依存しない形でせん断面の改善を実現しました。
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成果
・板厚6mmにおいて、せん断面率85%を達成
・製品スペックを満たした状態で量産を実現
・ファインブランキング工法と比較して約4倍の生産スピードで安定生産を達成
結果として、せん断面の改善と生産性向上を両立することができました。
【被加工材】
・材質:SPHC
・板厚:6.0mm

せん断面改善は設計段階で決まる
せん断面の改善は、加工方法の変更だけで決まるものではありません。一般プレスであっても、設計条件と金型構成を見直すことで、成立可能な範囲は広がります。「この板厚でせん断面はどこまで確保できるのか」「一般プレスで改善できる可能性はあるのか」こうした段階でのご相談が、量産立ち上げの安定と手戻りの低減につながります。
加工が成立するかの判断基準は「精密プレス金型で「この加工は成立する?」の判断基準」に整理しています。
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この様な条件でも対応可能です
●図面が固まっていない
●試作前の検討段階
●他社で難しいと言われた条件
「自分の条件でも可能なのか分からない」 という段階でも問題ありません。
※ 図面や仕様が完全に固まっていない段階でも確認可能です。
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